
朝起きると顎が痛い・疲れているのはなぜ?歯ぎしり・食いしばりとの関係
「朝起きると顎が疲れている」 「寝起きに頬やこめかみがだるい」 「朝だけ口が開けにくい」 「寝ている間に食いしばっているのでは?」 このような症状があると、 「夜中に歯ぎしりをしているからでは?」 と考える方は多いと思います。 実際、睡眠時の歯ぎしり・食いしばり(睡眠時ブラキシズム)が、顎の筋肉や歯にかかる負担と関係しているケースはあります。 しかし、 朝の顎の痛み・疲れ=必ず歯ぎしり ではありません。 顎の痛みには、 など、複数の可能性があります。 大切なのは、 「マウスピースを入れればいい」と最初から決めるのではなく、どこが痛いのか、いつ痛いのか、何が起きているのかを確認することです。 この記事では、朝起きたときの顎の痛みや疲れについて、歯ぎしり・食いしばりとの関係、顎関節症との違い、受診の目安、マウスピースや大人のプレオルソの役割まで歯科医師が解説します。 ▶ 大人のプレオルソ|プレオルソ ユーティリティ 朝起きると顎が痛いのはなぜ? 顎を動かしているのは、顎関節だけではありません。 食べる。 話す。 飲み込む。 歯を噛み合わせる。 こうした動作では、顎関節とともに咀嚼筋が働いています。 代表的なのが、 などです。 睡眠中や日中にこれらの筋肉が長時間活動していると、朝起きたときに、 「顎が重い」 「頬が疲れている」 「こめかみが張っている」 と感じることがあります。 ただし、顎の痛みは筋肉だけでなく、顎関節そのものから生じている場合もあります。 「顎が痛い」と「顎が疲れる」は少し違う 患者さんが「顎が痛い」と表現していても、実際の症状はさまざまです。 例えば、 頬がだるい・張っている 咬筋など、咀嚼筋の疲労や痛みが関係している可能性があります。 こめかみが重い 側頭筋などの筋活動が関係する場合があります。 耳の前あたりが痛い 顎関節周囲の症状である可能性があります。 口を開けると痛い 筋肉または顎関節の問題などを考えます。 朝だけ口を開けにくい 睡眠中の筋活動、顎関節、その他の要因を含めて評価します。 このように、痛む場所と動作によって考えるべきものが異なります。 顎関節症(TMD)とは? 「顎が痛い=顎関節症」と思われることがありますが、顎関節症は一つの病気の名前ではありません。 英語では、 Temporomandibular Disorders(TMDs) と呼ばれます。 顎関節だけではなく、 […]