
食いしばりがひどいのはなぜ?無意識に歯を噛みしめる原因と歯への影響
ブログLast Updated on 1 week ago by prebeau 「仕事中、気づくと歯を強く噛みしめている」 「パソコンやスマートフォンを見ていると顎に力が入る」 「集中していると、上下の歯がずっと接触している」 「夕方になると顎やこめかみが疲れる」 このような状態は、**覚醒時ブラキシズム(Awake Bruxism)**と関連している可能性があります。 「ブラキシズム」というと、寝ている間の歯ぎしりを想像する方が多いと思います。 しかし現在では、 睡眠時ブラキシズム(Sleep Bruxism)覚醒時ブラキシズム(Awake Bruxism) は、分けて考えることが重要とされています。 覚醒時ブラキシズムでは、歯をギリギリ擦るというより、 といった状態がみられます。 そして近年の国際コンセンサスでは、ブラキシズムは単純に「病気」として扱うのではなく、状況によって歯・補綴物・顎・筋肉などへのリスクになり得る咀嚼筋活動として捉えられています。 この記事では、 について歯科医師が解説します。 睡眠中の歯ぎしりや大人のプレオルソについては、こちらもご覧ください。 大人のプレオルソ|プレオルソ ユーティリティ 食いしばりとは? 一般に「食いしばり」と呼ばれる状態には、上下の歯を強く噛み合わせる**clenching(クレンチング)**などが含まれます。 ただし、現在の覚醒時ブラキシズムの定義は、単純な「歯の食いしばり」だけではありません。 2025年に報告された国際コンセンサス更新でも、覚醒時ブラキシズムは、起きている間の などを含む咀嚼筋活動として整理されています。 つまり、 「歯を強く噛んでいるか」だけではなく、「顎周囲の筋肉が不必要に活動し続けていないか」 を見ることが大切です。 普段、上下の歯は接触しているもの? ここは非常に重要です。 食事をしているときや飲み込むときなどを除けば、リラックス時には上下の歯が常に強く接触している必要はありません。 ところが、 などで無意識に上下の歯を接触させている方がいます。 本人にとっては普通になっているため、 「噛みしめていますか?」 と聞いても、 「していません」 と答えることがあります。 しかし実際に確認してみると、 一日の中でかなり頻繁に上下の歯を接触させていた というケースがあります。 覚醒時ブラキシズムは珍しい? 珍しい行動ではありません。 2025年に発表された大規模systematic review・meta-analysisでは、一般集団における自己申告ベースの覚醒時ブラキシズムは約4人に1人にみられ、臨床的評価ではそれより低い割合でした。 一方で、研究によって評価方法が異なるため、単純な有病率だけで判断することには注意が必要です。 重要なのは、 […]