旧天野歯科でクリーニングを受けていた方へ|自費メンテナンスを選ぶポイント
Last Updated on 3 days ago by prebeau
以前、天野歯科で定期的なクリーニングや予防ケアを受けていた方の中には、
「今後も同じように、予防を重視して通える歯科医院を探したい」
「保険診療の短時間のクリーニングではなく、時間をかけて口腔内全体を管理してほしい」
「インプラントやセラミックも含めて、きちんとメンテナンスしてほしい」
と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
旧天野歯科は、2016年に虎ノ門から霞が関へ移転した際の公式発表でも、**「歯の寿命を延ばす高度な予防歯科治療」**を診療内容のひとつとして掲げていました。
そのため、以前から「悪くなってから治療する」のではなく、定期的に歯科医院で管理することを大切にしていた方も少なくないと思います。
東京・赤坂のPreBeau Oral Careでは、予防を重視し、GBT(Guided Biofilm Therapy)・エアフロー・PMTC・歯周組織の評価・5ppmオゾン水などを必要に応じて組み合わせた自費メンテナンスを行っています。
→ 赤坂の自費メンテナンス・予防歯科|GBT・エアフロー・オゾン水
監修:歯科医師 毛利 国安
PreBeau Oral Care 院長
旧天野歯科は「治療だけでなく予防」を重視していた歯科医院でした
天野歯科医院は1968年に虎ノ門で開院し、2016年6月に霞が関コモンゲートへ移転しました。
当時の公式リリースには、
- 歯周病に対する治療
- 歯を削らない治療
- ホワイトスポット治療
- 歯質強化
- 歯の寿命を延ばす予防歯科
などが診療内容として紹介されています。
長年通院していた方にとって、クリーニングは単なる「着色取り」ではなく、自分の歯を長く維持するための定期管理という位置づけだった方もいるでしょう。
新しい歯科医院を探す際にも、この「予防を続ける」という目的を基準にすると選びやすくなります。
自費クリーニングなら、どこでも同じというわけではありません
「自費クリーニング」と表示されているからといって、すべての歯科医院で同じ内容が行われているわけではありません。
内容としては、
- 着色除去を中心としたクリーニング
- PMTCを中心としたクリーニング
- エアフローを中心としたバイオフィルム除去
- 歯周病の継続管理を含むメンテナンス
- インプラントや補綴物まで含めたメンテナンス
など、目的が異なる場合があります。
また、「自費だから保険診療より必ず優れている」という意味でもありません。
重要なのは料金区分ではなく、
何を目的として、どこまで口腔内を評価し、その患者様に必要なケアを行っているか
です。
自費メンテナンスを選ぶポイント1|最初に口腔内を確認しているか
メンテナンスで重要なのは、いきなり歯を磨き始めることではありません。
まず、
- 歯肉の炎症
- 歯周ポケット
- プラーク・バイオフィルム
- 歯石
- 出血
- むし歯
- 知覚過敏
- インプラント
- セラミックやブリッジ
- 咬み合わせ
- セルフケアの状態
などを確認することが重要です。
同じ「クリーニング希望」で来院した患者様でも、必要な処置は同じとは限りません。
例えば、着色が中心の方と、歯周ポケット内に歯石がある方では、必要な処置は大きく異なります。
メンテナンスは、クリーニング方法を先に決めるのではなく、現在の状態を確認してから内容を決めることが基本です。
自費メンテナンスを選ぶポイント2|バイオフィルム管理を重視しているか
歯の表面には、細菌が集まって形成する「バイオフィルム」が存在します。
歯科メンテナンスでは、単に目に見える歯石や着色だけを取るのではなく、バイオフィルムを継続的に管理することが重要です。
European Federation of Periodontology(EFP)の歯周炎に対するS3レベル臨床ガイドラインでも、歯周治療後のSupportive Periodontal Care(SPC)において、専門家による機械的プラーク除去を継続的に行うことが推奨されています。
EFP|Stage I–III歯周炎に対するS3レベル臨床ガイドライン
同ガイドラインでは、歯周治療後の患者について、リスクや歯周組織の状態に応じて3〜12か月の間隔でメンテナンスを設定することも推奨されています。
つまり、
「何か問題が出てから歯科医院へ行く」
のではなく、
「問題が再発しないように継続して管理する」
ことが重要です。
自費メンテナンスを選ぶポイント3|エアフローを「着色取りだけ」に使っていないか
エアフローという名前を聞くと、
「コーヒーや紅茶の着色を落とす機械」
というイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、現在の予防歯科では、エアフローはバイオフィルム管理のための方法のひとつとして利用されています。
PreBeau Oral Careでは、GBT(Guided Biofilm Therapy)の考え方を取り入れ、必要な部位を確認しながらエアフローを使用します。
→ エアフローとは?歯や被せ物への負担を抑えたクリーニングを解説
→ GBTと従来のPMTCは何が違う?自費メンテナンスの選び方
2026年にBMC Oral Healthに掲載されたシステマティックレビューでは、GBTと従来の非外科的歯周治療を比較した5研究・231名が検討されています。
その結果、GBTでは患者満足度、疼痛、処置時間など患者中心の評価で利点が示されました。
一方、歯周ポケットの深さやクリニカルアタッチメントレベル、プロービング時出血などの主要な歯周臨床指標については結果にばらつきがあり、従来法より優れていると断定できる状態ではありません。
PubMed|2026年 GBT systematic review
そのためPreBeau Oral Careでも、エアフローだけですべてのメンテナンスを完結させるのではなく、必要に応じてPMTCや歯石除去などを組み合わせます。
自費メンテナンスを選ぶポイント4|インプラントやセラミックまで確認しているか
過去に多くの歯科治療を受けている方ほど、メンテナンスでは天然歯だけを見るのでは不十分な場合があります。
特に、
- インプラント
- セラミッククラウン
- ブリッジ
- ラミネートベニア
- 大きなコンポジットレジン修復
などがある方では、その周囲の状態も確認する必要があります。
インプラントはむし歯にはなりませんが、周囲組織に炎症が起こることがあります。
セラミックも材料そのものがむし歯になるわけではありませんが、天然歯との境界部分や歯周組織は管理が必要です。
自費メンテナンスを選ぶときは、歯を白くきれいにするだけでなく、過去に行った歯科治療を長く維持する視点があるかも重要です。
→ インプラントやセラミックが多い方にエアフローが向いている理由
→ セラミック・インプラント治療後の自費クリーニング|長く維持するためのメンテナンス
自費メンテナンスを選ぶポイント5|「殺菌」だけに頼っていないか
口腔内の細菌を減らすことは重要ですが、予防歯科では抗菌とバイオフィルム除去を同じものとして考えないことも重要です。
バイオフィルムは細菌が集合して形成する構造物であるため、抗菌性を持つ水や薬剤を使用するだけではなく、必要に応じて物理的に除去することが基本になります。
PreBeau Oral Careでは、
GBT・エアフローによるバイオフィルム管理
を中心に、
必要に応じて5ppmオゾン水
を組み合わせています。
オゾン水については、4〜6ppmの濃度でStreptococcus mutansやPorphyromonas gingivalisなどの特定の口腔関連細菌に対する強い抗菌作用が、実験室内の研究で報告されています。
ただし、これらは主にin vitroの研究であり、
「5ppmオゾン水を使用すれば患者様の口腔内細菌を99%以上殺菌できる」
という意味ではありません。
PreBeau Oral Careでも、オゾン水を物理的なバイオフィルム除去の代わりとして使用しているわけではありません。
→ バイオフィルム除去と抗菌は別物?エアフローとオゾン水の役割を解説
→ 歯科で使うオゾン水とは?5ppmオゾン水の抗菌作用を研究データから解説
→ 5ppmオゾン水は口腔細菌にどこまで有効?ミュータンス菌・歯周病菌への研究結果
自費メンテナンスを選ぶポイント6|処置時間だけではなく「内容」を見る
「60分だから質が高い」
「料金が高いから高度なメンテナンス」
とは限りません。
一方で、口腔内全体を評価し、
- 歯周組織を確認する
- バイオフィルムを確認する
- 必要なクリーニングを行う
- インプラントや修復物を確認する
- セルフケアについて確認する
という工程を行うためには、一定の診療時間が必要になります。
EFPのガイドラインでも、歯周治療後のSupportive Periodontal Careについて、患者ごとの状態に合わせた構造化されたリコールシステムが必要であり、一般に45〜60分程度の診療時間を要すると説明されています。
EFP歯周治療ガイドライン|Supportive Periodontal Care
ただし、これは歯周炎治療後のSPCについての記述であり、すべての患者様のクリーニングに「60分必要」という意味ではありません。
大切なのは時間や料金だけを見るのではなく、
その時間の中で何を評価し、何を行っているのか
を確認することです。
自費メンテナンスを選ぶポイント7|説明がわかりやすく、過剰な効果をうたっていないか
予防歯科では、
「完全に殺菌できます」
「これを受ければ歯周病になりません」
「この機械なら従来法より必ず優れています」
といった断定的な説明には注意が必要です。
医学・歯学では、治療や予防の効果には患者様ごとの差があり、新しい機器や薬剤についてもエビデンスの強さはそれぞれ異なります。
例えばGBTについても、2026年のシステマティックレビューでは患者快適性などで良好な結果が示されている一方、主要な歯周臨床指標で従来法より一貫して優れるとは結論づけられていません。
自費診療だからこそ、
メリットだけでなく、限界やエビデンスについても説明してくれる歯科医院かどうか
は重要な判断材料です。
旧天野歯科で受けていたメンテナンスを「そのまま再現」する必要はありません
長年同じ歯科医院に通っていた方ほど、
「以前と同じ方法でクリーニングしてほしい」
と思うことがあるかもしれません。
しかし、重要なのは過去の処置をそのまま再現することではありません。
年月が経過すれば、
- 歯周組織の状態
- むし歯リスク
- インプラントの状態
- セラミックや修復物
- 年齢
- セルフケア
- 使用できる機器や材料
- 歯科医学のエビデンス
も変化します。
新しいメンテナンス先では、現在の口腔内を改めて評価してもらい、その時点で必要な予防ケアを選ぶことが重要です。
PreBeau Oral Care院長・毛利国安は霞が関デンタルオフィスで院長を務めていました
PreBeau Oral Care院長の毛利国安は、2022年11月から霞が関デンタルオフィスで院長を務め、その後2026年に東京・赤坂でPreBeau Oral Careを開院しました。
そのため、旧天野歯科・霞が関デンタルオフィスで予防やメンテナンスを大切にしていた方から、現在の状態について改めてご相談いただくこともできます。
ただし、PreBeau Oral Careは旧天野歯科・霞が関デンタルオフィスの後継医院や移転先ではありません。
以前の患者情報が自動的に引き継がれている医院でもありません。
あくまで、霞が関デンタルオフィスで診療していた毛利国安が、現在PreBeau Oral Careで診療を行っています。
→ 旧天野歯科・霞が関デンタルオフィスに通院されていた方へ|赤坂で続ける自費メンテナンス
→ 霞が関デンタルオフィス閉院後、クリーニング・定期メンテナンスをお探しの方へ
赤坂で自費クリーニング・定期メンテナンスを探している方へ
PreBeau Oral Careでは、ただ「歯をきれいにする」だけではなく、
できるだけ歯を削らず、治療を繰り返さず、現在ある歯や修復物を長く維持すること
をメンテナンスの目的としています。
そのために、
- 口腔内・歯周組織の確認
- バイオフィルムの評価
- GBT
- エアフロー
- PMTC
- 必要に応じた歯石除去
- インプラント・セラミックの確認
- セルフケアの確認
- 必要に応じた5ppmオゾン水
などを組み合わせます。
以前、天野歯科や霞が関デンタルオフィスで定期的なクリーニングを受けていたものの、現在メンテナンスが途切れている方も、一度現在のお口の状態を確認することをおすすめします。
→ 東京・赤坂の自費クリーニング・予防歯科|GBT・エアフロー・5ppmオゾン水によるメンテナンス
関連記事
旧天野歯科・霞が関デンタルオフィスに通院されていた方へ|赤坂で続ける自費メンテナンス
霞が関デンタルオフィス閉院後、クリーニング・定期メンテナンスをお探しの方へ
霞が関・虎ノ門で自費クリーニングを受けていた方へ|赤坂のGBT・エアフローメンテナンス
自費クリーニングは何が違う?時間をかけたバイオフィルム管理と予防歯科
赤坂で質の高い自費クリーニングを受けたい方へ|GBT・エアフロー・オゾン水によるメンテナンス
参考文献・外部資料
天野歯科医院
“抜かず・削らず”に最先端技術で治療を実施 天野歯科、6月1日「霞が関」へ移転リニューアルOPEN!
Sanz M, et al.
Treatment of stage I–III periodontitis—The EFP S3 level clinical practice guideline
Journal of Clinical Periodontology. 2020.
Yein N, et al.
Clinical efficacy of Guided Biofilm Therapy in the management of periodontal disease – a systematic review
BMC Oral Health. 2026.
医療情報について
本記事は、公的・第三者資料および査読済みの学術論文・臨床ガイドラインなどを参考に、歯科医師・毛利国安が監修しています。
適切なメンテナンス内容や頻度は、歯周組織の状態、むし歯リスク、セルフケア、インプラント・修復物の有無、全身状態などによって異なります。
GBT、エアフロー、オゾン水など特定の機器・方法が、すべての患者様に適しているわけではありません。
また、自費診療であること自体が、治療・予防効果の優越性を保証するものではありません。
実際の診療では、お口の状態を確認したうえで個別に判断します。
監修:毛利 国安
歯科医師/PreBeau Oral Care 院長
大阪大学歯学部卒業
ミシガン大学 歯周病学分野 Postdoctoral Fellow
UCLA ACT Surgical Implant Dentistry Resident
元 霞が関デンタルオフィス院長
Icon(アイコン)公認講師・KOL