〒107-0052
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旧天野歯科・霞が関デンタルオフィスからPreBeau Oral Careへ|現在受けられる予防・メンテナンス

「以前、天野歯科で殺菌水を使ったメンテナンスを受けていました」 「EPIOS(エピオス)を使っていたと思うのですが、同じようなメンテナンスは受けられますか?」 「以前の次亜塩素酸系の水と、PreBeau Oral Careのオゾン水は同じものですか?」 旧天野歯科で定期的なメンテナンスを受けていた方の中には、このような疑問をお持ちの方もいると思います。 旧天野歯科では、EPIOSなど次亜塩素酸系の機能水を取り入れた診療・メンテナンスが行われていました。 一方、現在のPreBeau Oral Careでは、 を組み合わせたメンテナンスを行っています。 つまり、 以前使用していた「抗菌水」を別の水に置き換えただけではありません。 現在は、まずバイオフィルムを確認して物理的に管理することを基本とし、そのうえで必要に応じて抗菌的なアプローチを組み合わせるという考え方です。 → 東京・赤坂の予防・メンテナンス 監修:歯科医師 毛利 国安PreBeau Oral Care 院長 以前の「殺菌水」と現在の5ppmオゾン水は同じものではありません ここは最初に明確にしておきたい点です。 次亜塩素酸系の機能水とオゾン水は、 どちらも抗菌作用について研究されている水ですが、化学的には別のものです。 次亜塩素酸 次亜塩素酸(Hypochlorous Acid:HOCl)は塩素系の化学種です。 抗菌作用は、 などによって変化します。 オゾン水 オゾン水は、水中にオゾン(O₃)を溶解させたものです。 オゾンには強い酸化作用がありますが、一方で反応性が高く、時間とともに分解しやすい特徴があります。 そのため、 「次亜塩素酸水もオゾン水も殺菌水だから同じ」 とは考えません。 詳しくはこちらで比較しています。 → 次亜塩素酸水とオゾン水は何が違う?歯科メンテナンスで使われる抗菌水を比較 EPIOSという名前だけで中身を一律に判断しない 「EPIOSを使っていました」 という情報は参考になります。 ただし、歯科で使用される機能水について考えるときには、 製品名だけではなく、実際に何という化学物質を、どの濃度・pH・条件で使用していたのか を見ることが重要です。 次亜塩素酸(HOCl)と、 次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)も、 名称は似ていますが同一ではありません。 また、次亜塩素酸系の機能水でも、 は製品・システムによって異なる可能性があります。 そのため本記事では、 旧天野歯科で使用されていた個々の機能水について、現在の研究に使用された特定のHOCl製剤と完全に同じものとして扱うことはしていません。 次亜塩素酸には口腔バイオフィルムへの基礎研究があります 次亜塩素酸そのものについては、歯科領域でも研究があります。 […]

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長年通っていた歯科医院が閉院したら?メンテナンス先を選ぶときのポイント

「ずっと通っていた歯医者が閉院してしまった」 「治療は終わっているけれど、今後どこでメンテナンスを受ければいいのかわからない」 「インプラントやセラミックを他院で治療しているけれど、別の歯科医院でも診てもらえる?」 長年通っていた歯科医院が閉院すると、特に定期的なメンテナンスを受けていた方ほど不安を感じると思います。 しかし、 歯科医院が変わったからといって、予防・メンテナンスを中断する必要はありません。 むし歯、歯周病、インプラント周囲疾患などは、症状が出てからではなく、問題が小さいうちに発見・管理することが重要です。 新しい歯科医院では、これまでの治療歴を可能な範囲で確認しながら、 現在のお口の状態をあらためて評価し、新しいメンテナンスの基準を作る ことができます。 東京・赤坂のPreBeau Oral Careでは、他院で治療を受けた方や、これまで通っていた歯科医院が閉院・移転した方の予防メンテナンスにも対応しています。 → PreBeau Oral Careの予防・メンテナンス 監修:歯科医師 毛利 国安PreBeau Oral Care 院長 歯科医院が閉院しても「メンテナンスの継続」は大切 歯科治療には、 といった「治療」の段階があります。 しかし、その後に重要になるのが、 治療した状態を長期的に維持するためのメンテナンス です。 特に歯周病は慢性的に管理していく必要がある疾患です。 2026年に発表された長期研究のsystematic reviewでは、10年以上にわたってSupportive Periodontal Careを継続した患者では、初期治療方法の違いにかかわらず、長期的な歯周状態が比較的安定していたことが報告されています。 つまり、 「どの治療を受けたか」だけでなく、その後の継続的な管理が重要 と考えられます。 参考: Long-term clinical benefits of periodontal interventions in strict supportive periodontal care: A systematic review.Journal of Periodontology. 2026.PMID: […]

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インプラント周囲炎予防に大切なメンテナンス|エアフロー・バイオフィルム管理・オゾン水

「インプラントはむし歯にならないから、天然歯ほどメンテナンスしなくても大丈夫」 そう思われることがあります。 確かに、インプラントそのものがむし歯になることはありません。 しかし、インプラントの周囲には歯肉や骨が存在し、そこにバイオフィルムが蓄積すると、 と呼ばれる炎症性疾患が起こることがあります。 特にインプラント周囲炎では、インプラントを支える骨の喪失を伴います。 そのため、インプラントを長く維持するためには、 「問題が起きてから治療する」より、問題が起こりにくい状態を継続的に管理すること が重要です。 東京・赤坂のPreBeau Oral Careでは、インプラントを新しく埋入する治療ではなく、すでにインプラント治療を受けている方の長期的なメンテナンスを行っています。 GBT・エアフローなどによるバイオフィルム管理を基本とし、患者様の状態に応じて5ppmオゾン水を抗菌的な補助アプローチとして使用しています。 → PreBeau Oral Careの予防・メンテナンス 監修:歯科医師 毛利 国安PreBeau Oral Care 院長 インプラント周囲粘膜炎とインプラント周囲炎は違います インプラント周囲の炎症は、大きく、 インプラント周囲粘膜炎 と インプラント周囲炎 に分けて考えられます。 インプラント周囲粘膜炎 インプラント周囲の粘膜に炎症がみられる状態です。 代表的な所見として、 などがみられることがあります。 骨の進行性喪失を伴わない点が、インプラント周囲炎との大きな違いです。 インプラント周囲炎 インプラント周囲の粘膜炎症に加えて、 インプラントを支持している骨の進行性喪失を伴う状態 です。 インプラント周囲粘膜炎の段階から適切に管理することが、より深刻な状態への進行リスクを抑えるうえで重要です。 インプラント周囲炎の原因は「細菌だけ」ではありません インプラント周囲炎には、バイオフィルムが重要な役割を持ちます。 しかし、 「特定の歯周病菌がいるからインプラント周囲炎になる」 という単純な病気ではありません。 インプラント周囲の状態には、 など、さまざまな因子が関係します。 そのため、インプラントメンテナンスでは、 「殺菌する」だけでは不十分です。 インプラントでもバイオフィルム管理が基本 インプラントやその上部構造の表面にも、天然歯と同じようにバイオフィルムが形成されます。 バイオフィルムは単なる「細菌の汚れ」ではありません。 細菌が集まり、細胞外マトリックスなどに守られた複雑な構造を形成しています。 そのため、 抗菌剤を作用させること と、 […]

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歯周病菌を減らすには?プロフェッショナルクリーニングと抗菌水の考え方

「歯周病菌を殺菌すれば、歯周病は予防できるのでしょうか?」 「抗菌作用のあるオゾン水を使えば、歯周病菌を減らせますか?」 「歯科医院でクリーニングを受ける意味は何ですか?」 歯周病について調べると、「殺菌」「抗菌」「歯周病菌を減らす」といった言葉をよく目にします。 しかし、歯周病の予防やメンテナンスで重要なのは、 口の中の細菌をすべて殺菌することではありません。 大切なのは、 という継続的な管理です。 東京・赤坂のPreBeau Oral Careでは、GBT・エアフローなどによるプロフェッショナルなバイオフィルム管理を基本とし、必要に応じて5ppmオゾン水を抗菌的な補助アプローチとして使用しています。 監修:歯科医師 毛利 国安PreBeau Oral Care 院長 歯周病は「特定の菌がいるだけ」で起こる病気ではありません 歯周病には、 など、複数の細菌が関係することが知られています。 しかし、 「歯周病菌が1種類存在する=歯周病になる」 という単純な仕組みではありません。 口腔内には非常に多くの微生物が存在し、それらが複雑な微生物コミュニティを形成しています。 健康な口腔内でもさまざまな細菌が存在します。 問題になるのは、プラーク・バイオフィルムが蓄積し、微生物のバランスが崩れ、宿主側の炎症反応などと組み合わさることで、歯周組織の破壊につながる状態です。 そのため、現代の歯周病管理では、 「菌をゼロにする」ことより、「病的なバイオフィルム環境をコントロールする」 という考え方が重要です。 歯周病菌はどこに存在する? 歯周病関連細菌は、単独で歯の表面に浮いているわけではありません。 多くは、 デンタルバイオフィルム と呼ばれる構造の中に存在しています。 バイオフィルムは、 などから構成される複雑な構造です。 歯の表面や歯肉縁付近、歯周ポケット内部などに付着します。 このため、 抗菌成分を作用させること と 付着しているバイオフィルムそのものを取り除くこと は同じではありません。 この違いについては前の記事でも詳しく解説しています。 関連記事:バイオフィルム除去と抗菌は別物?エアフローとオゾン水の役割を解説 歯周病管理の基本は「機械的なバイオフィルム除去」 European Federation of Periodontology(EFP)のStage I〜III歯周炎に対するS3レベル臨床ガイドラインでは、歯周治療後のSupportive Periodontal Careにおいて、 Professional Mechanical Plaque […]

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バイオフィルム除去と抗菌は別物?エアフローとオゾン水の役割を解説

「殺菌作用のある水を使えば、歯の表面のバイオフィルムもなくなるのでしょうか?」 「オゾン水で細菌を減らせるなら、エアフローは必要ないのでは?」 「エアフローでバイオフィルムを取れば、抗菌的な処置は必要ない?」 歯科メンテナンスでは、 バイオフィルムを除去すること と 細菌に抗菌的に作用すること が、同じ意味で説明されることがあります。 しかし、科学的にはこの2つは分けて考える必要があります。 実際、2026年に発表された口腔内Streptococcus属を対象とした基礎研究では、オゾン水を含む消毒剤を30秒間作用させることで細菌の生存性には変化がみられた一方、バイオフィルムそのものの物理的な除去は限定的でした。 つまり、 細菌の生存性を低下させること ≠ 歯面に付着したバイオフィルムを取り除くこと です。 東京・赤坂のPreBeau Oral Careでは、この違いを踏まえ、 GBT・エアフローによる物理的なバイオフィルム管理を基本とし、必要に応じて5ppmオゾン水を抗菌的な補助アプローチとして使用する という考え方でメンテナンスを行っています。 → 東京・赤坂のGBT・エアフロー・オゾン水による予防メンテナンス 監修:歯科医師 毛利 国安PreBeau Oral Care 院長 そもそも「細菌」と「バイオフィルム」は同じではありません 口腔内には非常に多くの微生物が存在しています。 しかし、歯の表面に存在する細菌は、すべてが1個ずつバラバラに浮遊しているわけではありません。 歯面などに付着すると、 からなる複雑な構造を形成します。 これがデンタルバイオフィルムです。 一般に「歯垢」「プラーク」と呼ばれるものも、単なる細菌の集合ではなく、構造を持った微生物コミュニティとして考えることが重要です。 そのため、 細菌を殺菌・不活化すること と バイオフィルムという構造そのものを歯面から取り除くこと は別の処置になります。 2026年研究|30秒抗菌してもバイオフィルムは十分には除去されなかった この違いを非常に分かりやすく示した研究が2026年に発表されています。 Komatsubaraらは、 などの口腔Streptococcus属に対して、オゾン水を含む複数の消毒剤を使用しました。 研究では、 細菌がどの程度生存しているか だけでなく、 形成されたバイオフィルムそのものがどの程度残っているか も評価しています。 その結果、30秒間の処理では、使用した消毒剤によるバイオフィルムそのものの除去は全体として限定的でした。 一方、細菌の生存性については薬剤によって異なる変化が認められ、オゾン水はこの実験条件下でS. mutansに対して強い抗菌作用を示しました。 参考: Komatsubara M, […]

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エアフローと5ppmオゾン水を組み合わせた歯科メンテナンスとは

「エアフローとオゾン水を一緒に使う意味はありますか?」 「エアフローで汚れを取ったあとに、5ppmオゾン水で殺菌するのでしょうか?」 「2つを組み合わせると、歯周病予防の効果が高くなりますか?」 東京・赤坂のPreBeau Oral Careでは、歯科メンテナンスにおいて、 GBT・エアフローによる物理的なバイオフィルム管理 を基本とし、必要に応じて 5ppmオゾン水による抗菌的アプローチ を組み合わせています。 しかし、最初に非常に重要なことがあります。 「エアフロー+5ppmオゾン水を組み合わせれば、相乗効果によって歯周病予防効果が高くなることが証明されている」 という意味ではありません。 現在、エアポリッシングにはバイオフィルム除去についての臨床研究があり、オゾン水には口腔細菌に対する基礎研究があります。 一方で、エアフローと5ppmオゾン水を組み合わせること自体の臨床的な相乗効果を確立した十分なエビデンスはありません。 PreBeau Oral Careで両者を組み合わせる理由は、 役割が異なるから です。 エアフロー→ 歯面などに付着したバイオフィルムを物理的に除去する 5ppmオゾン水→ 特定の口腔細菌に対する抗菌作用を期待する補助的方法 として分けて考えています。 → 東京・赤坂のGBT・エアフロー・5ppmオゾン水による自費メンテナンス 監修:歯科医師 毛利 国安PreBeau Oral Care 院長 まず「バイオフィルム」と「細菌」を分けて考える 歯科メンテナンスを考えるうえで重要なのが、 細菌 と バイオフィルム を同じものとして考えないことです。 口腔内の細菌は、歯面に1個ずつ浮遊しているだけではありません。 多くの場合、歯の表面などへ付着し、複数の微生物が細胞外マトリックスなどに包まれたバイオフィルムを形成します。 一般に「歯垢」「プラーク」と呼ばれているものも、このバイオフィルムとして理解できます。 そのため、 細菌に抗菌的に作用すること と、 歯面からバイオフィルムそのものを取り除くこと は同じではありません。 エアフローの役割は「バイオフィルムを物理的に除去すること」 エアフロー(Air Polishing)は、 を噴射し、歯面などへ付着したバイオフィルムや着色を除去する方法です。 現在はエリスリトールなどの低研磨性パウダーを使用する方法があり、歯科メンテナンスやSupportive Periodontal Therapyでも研究されています。 PreBeau […]

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ミュータンス菌・Porphyromonas gingivalisに対するオゾン水の抗菌効果とは

ミュータンス菌・Porphyromonas gingivalisに対するオゾン水の抗菌効果と 「オゾン水はミュータンス菌に効きますか?」 「歯周病菌のPorphyromonas gingivalisにも作用しますか?」 「5ppmオゾン水を使えば、むし歯菌や歯周病菌を殺菌できるのでしょうか?」 歯科で使用されるオゾン水については、さまざまな口腔細菌を対象とした基礎研究があります。 その中でも特に研究されているのが、 Streptococcus mutans(S. mutans:ミュータンス菌) と Porphyromonas gingivalis(P. gingivalis) です。 S. mutansは、むし歯の発症に関係する代表的な細菌のひとつです。 一方、P. gingivalisは歯周炎との関連が強く研究されているグラム陰性嫌気性菌で、gingipain(ジンジパイン)など複数の病原因子を持っています。 オゾン水については、 などの濃度で、これらの細菌に対する抗菌作用が報告されています。 東京・赤坂のPreBeau Oral Careでは、必要に応じて5ppmオゾン水を歯科メンテナンスに使用しています。 ただし、 「5ppmオゾン水を使えば、患者様のミュータンス菌や歯周病菌を99%以上殺菌できる」 と説明することは適切ではありません。 研究の多くはin vitro(実験室内)研究であり、浮遊菌と実際の口腔内バイオフィルムでは条件が大きく異なるためです。 PreBeau Oral Careでは、GBT・エアフローによる物理的なバイオフィルム管理を基本とし、5ppmオゾン水は必要に応じて組み合わせる補助的な方法として位置づけています。 → 東京・赤坂のGBT・エアフロー・5ppmオゾン水による自費メンテナンス 監修:歯科医師 毛利 国安PreBeau Oral Care 院長 Streptococcus mutans(ミュータンス菌)とは? Streptococcus mutansは、う蝕との関連で長く研究されてきたグラム陽性細菌です。 糖質を利用して酸を産生し、酸性環境に適応しながら歯面のバイオフィルム形成に関与します。 ただし現在では、 「S. mutansだけがむし歯を起こす」 という単純な考え方ではなく、食生活、唾液、フッ化物、口腔清掃、バイオフィルム全体の生態学的変化などが複雑に関係する疾患として、むし歯を考えることが重要です。 したがって、仮にS. mutansを一時的に減らすことができても、それだけでむし歯予防が完結するわけではありません。 約4ppmオゾン水はS. mutansに強い作用を示した 2004年に報告された研究では、4mg/L(約4ppm)のオゾン水を複数の口腔微生物に作用させています。 […]

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オゾン水は何秒で作用する?4〜6ppmオゾン水の口腔細菌に対する研究

「オゾン水は何秒くらいで細菌に作用するのでしょうか?」 「5ppmのオゾン水なら、10秒や30秒でも効果がありますか?」 「30秒で99%以上減少するというのは、本当でしょうか?」 歯科でオゾン水について調べると、**「10秒」「30秒」「99%以上」**といった数字を見かけることがあります。 実際、口腔細菌を対象とした基礎研究では、比較的短時間で強い抗菌作用を示した結果があります。 代表的なものとして、 させた研究があります。 2004年の研究では、4mg/L(約4ppm)のオゾン水を10秒間作用させると、ほとんどの試験微生物が検出されなくなるレベルまで減少しました。 また2023年の研究では、4〜6ppmのオゾン・ウルトラファインバブル水によって、 などの浮遊菌の生菌数が30秒以内に99%を超えて減少しました。 しかし、ここで最も重要なのは、 「5ppmオゾン水を実際の患者様のお口に10秒または30秒使用すれば、口腔内細菌を同じ割合で減らせる」 という意味ではないことです。 研究ごとに、 などが異なります。 東京・赤坂のPreBeau Oral Careでは必要に応じて5ppmオゾン水を使用していますが、研究結果をそのまま患者様へ当てはめるのではなく、GBT・エアフローによる物理的なバイオフィルム管理を基本としたうえで補助的に使用しています。 → 東京・赤坂のGBT・エアフロー・5ppmオゾン水による自費メンテナンス 監修:歯科医師 毛利 国安PreBeau Oral Care 院長 オゾン水は「何秒で効く」と一律には決められない まず、オゾン水には、 「○ppmなら○秒で必ず効く」 という固定された時間があるわけではありません。 抗菌作用は、 などによって変わります。 したがって「何秒?」という質問に対する正確な答えは、 実験条件によって異なる となります。 そのうえで、口腔関連菌を対象とした研究では10〜30秒という比較的短い接触時間で強いin vitro抗菌作用が報告されている、というのが現在言えることです。 約4ppmオゾン水|10秒で強い抗菌作用を示した2004年研究 オゾン水の作用時間を考えるうえで重要なのが、2004年に九州歯科大学の研究グループから報告された研究です。 この研究では4mg/L(約4ppm)のオゾン水が複数の口腔微生物に使用されました。 10秒間処理したところ、ほとんどの微生物が検出されないレベルまで減少しました。 Streptococcus mutansについてLIVE/DEAD stainingを行った結果でも、オゾン水による速やかな細胞死が確認されています。 さらに電子顕微鏡による観察では、オゾン水処理後のS. mutansの一部に細胞構造の破壊が確認されています。 つまり、 約4ppmという比較的低濃度でも、実験条件下では10秒という短時間で口腔細菌へ強く作用した ということです。 10秒という結果は歯垢でも検討されている 2004年研究では、単純な細菌懸濁液だけが調べられたわけではありません。 実験的に形成した歯垢についてもオゾン水を使用し、生存するS. mutansが著しく減少しました。 ヒトから採取した歯垢についても検討されています。 これは、オゾン水の口腔細菌への抗菌作用を考えるうえで重要です。 […]

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5ppmオゾン水は口腔細菌にどこまで有効?ミュータンス菌・歯周病菌への研究結果

「5ppmのオゾン水は、口の中の細菌にどのくらい作用するのでしょうか?」 「ミュータンス菌や歯周病菌を殺菌できますか?」 「99%以上減らせるという話は本当ですか?」 歯科で使用されるオゾン水について調べると、「強い殺菌力」「99%以上」といった数字を目にすることがあります。 実際、4〜6ppmのオゾン・ウルトラファインバブル水を用いた研究では、複数の口腔関連細菌の浮遊菌について、30秒以内に生菌数が99%を超えて減少したことが報告されています。 対象には、 などが含まれています。 東京・赤坂のPreBeau Oral Careでは、必要に応じて5ppmオゾン水を歯科メンテナンスに使用しています。 5ppmは、上記研究で検討された4〜6ppmの範囲内です。 しかし、ここで非常に重要なのは、 「5ppmオゾン水を患者様のお口に使用すれば、口腔内細菌を99%以上殺菌できる」 という意味ではないことです。 99%を超える生菌数減少が確認されたのは、特定の条件で培養されたplanktonic bacteria(浮遊菌)を対象としたin vitro研究です。 実際の口腔内には、唾液、タンパク質、歯石、歯肉溝滲出液、複数菌種からなる成熟したバイオフィルムなどが存在します。 したがってPreBeau Oral Careでは、5ppmオゾン水を「口腔内を殺菌するための万能な水」とは位置づけず、GBT・エアフローによる物理的なバイオフィルム管理を基本としたうえで、必要に応じて使用する補助的な方法と考えています。 → 東京・赤坂のGBT・エアフロー・5ppmオゾン水による自費メンテナンス 監修:歯科医師 毛利 国安PreBeau Oral Care 院長 5ppmオゾン水とは? オゾン水とは、オゾン(O₃)を水中に溶解させたものです。 ppmは濃度を示す単位で、水溶液では条件によりますが、 5ppm ≒ 約5mg/L として考えることができます。 オゾンには強い酸化作用があり、細菌の細胞膜や細胞壁、タンパク質などへ作用することで抗菌作用を示すと考えられています。 しかし、オゾンは反応性が高い一方で、水中で時間とともに分解します。 そのため、 「オゾン水」という名称だけでなく、実際に使用するときの濃度や生成方法 も重要になります。 5ppm前後のオゾン水では、どの口腔細菌が研究されている? 2023年にPLoS Oneで報告された研究では、4〜6ppmのオゾン・ウルトラファインバブル水が複数の病原性細菌に対して検討されました。 歯科的に特に重要なのは次の菌です。 Streptococcus mutans むし歯との関連でよく知られる細菌です。 Streptococcus sobrinus S. mutansと同様、う蝕との関連が研究されている細菌です。 Fusobacterium nucleatum 歯周バイオフィルム形成に関与する代表的な細菌のひとつです。 […]

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歯科で使うオゾン水とは?5ppmオゾン水の抗菌作用を研究データから解説

「歯科で使うオゾン水とは何ですか?」 「5ppmのオゾン水には、どのくらいの抗菌作用がありますか?」 「歯周病菌やむし歯菌を99%以上殺菌できるというのは本当ですか?」 オゾン水とは、オゾン(O₃)を水中に溶解させた水です。 オゾンには強い酸化作用があり、細菌などの微生物に対する抗菌作用が研究されています。 歯科領域でも、 など、むし歯や歯周病と関連する口腔細菌を対象とした研究があります。 東京・赤坂のPreBeau Oral Careでは、メンテナンス時に必要に応じて5ppmオゾン水を使用しています。 ただし、最初に重要な点があります。 「5ppmオゾン水を使用すれば、患者様の口腔内細菌を99%以上殺菌できる」という意味ではありません。 4〜6ppmのオゾン水について99%を超える生菌数減少を示した研究はありますが、これは特定の細菌を用いたin vitro(実験室内)、主として浮遊菌条件で得られた結果です。 実際の口腔内には唾液、タンパク質、歯石、成熟したバイオフィルムなどが存在するため、基礎研究の数値をそのまま患者様の口腔内へ当てはめることはできません。 PreBeau Oral Careではこの違いを明確にしたうえで、GBT・エアフローによる物理的なバイオフィルム管理を基本とし、5ppmオゾン水を必要に応じて補助的に組み合わせるという考え方でメンテナンスを行っています。 → 東京・赤坂のGBT・エアフロー・5ppmオゾン水による自費メンテナンス 監修:歯科医師 毛利 国安PreBeau Oral Care 院長 オゾン水とは? オゾン(O₃)は、3個の酸素原子から構成される分子です。 通常の酸素はO₂ですが、オゾンはO₃であり、反応性の高い酸化剤です。 このオゾンを水中に溶解させたものがオゾン水です。 オゾンによる抗菌作用には、微生物の細胞膜や細胞壁、タンパク質などへの酸化作用が関係すると考えられています。 歯科では、オゾンについて、 など複数の形態が研究されています。 そのため、「オゾン療法」という言葉だけでは、どの方法・濃度・製剤を指しているのか分かりません。 PreBeau Oral Careでメンテナンスに使用しているのは5ppmのオゾン水です。 なぜ歯科でオゾン水が注目されるの? 口腔内では多くの微生物が生活しています。 その中には、 などに関与する細菌も含まれています。 オゾン水にはこうした口腔関連細菌に対する抗菌作用を示した研究があり、化学的な補助的アプローチとして研究されてきました。 一方で、口腔内を完全に無菌にすることが歯科予防の目的ではありません。 健康な口腔内にも多数の常在微生物が存在するからです。 歯科メンテナンスで重要なのは、 病的なバイオフィルムの蓄積を継続的に管理すること です。 5ppmオゾン水とはどのくらいの濃度? ppmは「parts per million」の略で、濃度を示す単位です。 水溶液では条件によりますが、概念的には1ppmはおよそ1mg/Lに相当します。 したがって、 5ppm ≒ […]