【歯科医師が解説】デュアルホワイトニングで自然な白さが長持ちする科学的な理由
Last Updated on 1日 ago by prebeau
皆様こんにちは。PreBeau Oral Care 院長の毛利国安です。
日々の診療の中で、患者様から「せっかく歯を白くするなら、不自然ではなく、ごく自然な白さを長く保ちたい」というご相談をよくいただきます。
当院では、歯本来の美しさを引き出し、その状態を安定的かつ長期的に維持するためのアプローチとして、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する「デュアルホワイトニング」を推奨しています。当院のメニューでは、これを「プレミアムホワイトニング」としてご提供しています。
本日は、なぜこの併用療法が色彩の安定や自然な透明感につながるのか、それぞれの薬剤が持つ特性とエビデンスを交えて解説いたします。
オフィスとホーム、それぞれのアプローチの違い
歯の構造は、表面のエナメル質と、その内側にある象牙質(ぞうげしつ)から成り立っています。ホワイトニングを成功させるには、この両方の層に対して適切なアプローチを行うことが重要です。
Jola Office(高濃度 過酸化水素35%)の役割
歯科医院内で行うオフィスホワイトニングでは、医療機関でのみ取り扱いが可能な過酸化水素35%の高濃度薬剤(当院ではJola Office)を使用します。 この薬剤の主な役割は、歯の表面(エナメル質)に付着した着色物質を素早く分解することです。施術直後から明度(明るさ)が上がるため即効性に優れていますが、急激な漂白は、時間経過とともに元の色に戻ろうとする「後戻り」が生じやすいという側面を持っています。
アンジェラスホーム(濃度16%)の役割
オフィスホワイトニングの弱点である「後戻り」をカバーし、さらに深い層の白さを定着させるのがホームホワイトニングです。 ご自宅でマウスピースにアンジェラスホーム(濃度16%)を注入し、ゆっくりと時間をかけて装着していただきます。比較的低濃度の薬剤を長時間作用させることで、薬剤がエナメル質を通過し、内側の象牙質の黄ばみまでじっくりと浸透・漂白します。これにより、歯の内部から透き通るような自然な白さが引き出されます。
エビデンスが示す併用療法の有効性
歯科医学における臨床データでも、高濃度の過酸化水素を用いたオフィスホワイトニングと、低濃度薬剤によるホームホワイトニングの併用(デュアルホワイトニング)は、いずれかの単独療法と比較して、長期間の色彩安定性において有意に優れた結果を示すことが報告されています。
オフィスホワイトニングで表面の着色をクリアにし、薬剤が浸透しやすい状態(ベース)を整えた上で、ホームホワイトニングで内側までじっくりと白さを定着させる。この相乗効果こそが、後戻りを最小限に抑え、美しく自然な白さを長持ちさせる科学的な理由です。
安全で確実な「医療ホワイトニング」のために
本来のホワイトニングにおいて、歯の内部構造まで漂白効果を及ぼす過酸化水素を取り扱うことができるのは、歯科医師または歯科衛生士が在籍する歯科医院のみです。
患者様ご自身の歯の健康を守りながら、安全かつ確実な結果を得るためには、専門家による診断に基づいた「医療ホワイトニング(Professional Whitening)」をご選択いただくことが何より大切だと考えています。
ご自身の歯の着色の状態や、目指したい白さのトーンなど、気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
▼ 施術の詳しい流れや料金などにつきましては、以下のページでご案内しております。
PreBeau Oral Careが提供する医療ホワイトニング(プレミアムホワイトニング)の詳細はこちら
この記事の執筆者
毛利 国安(Kuniyasu Mori) PreBeau Oral Care 院長 / 歯科医師
大阪大学歯学部卒業。同大学歯学部附属病院での研修後、米国ミシガン大学にて歯周病学フェローシップ、UCLAにてインプラント・レジデンシーを修了。「予防と美の融合」をコンセプトに、歯を削らずに本来の美しさを引き出す治療に特化した「PreBeau Oral Care(プレビュー オラルケア)」を開院。DMG社およびYoshida社のIcon(アイコン)公式インストラクター、グローバルKOL(Key Opinion Leader)として、最新の予防審美材料の普及と臨床教育にも従事している。