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旧天野歯科・霞が関デンタルオフィスからPreBeau Oral Careへ|現在受けられる予防・メンテナンス

Last Updated on 2 days ago by prebeau

「以前、天野歯科で殺菌水を使ったメンテナンスを受けていました」

「EPIOS(エピオス)を使っていたと思うのですが、同じようなメンテナンスは受けられますか?」

「以前の次亜塩素酸系の水と、PreBeau Oral Careのオゾン水は同じものですか?」

旧天野歯科で定期的なメンテナンスを受けていた方の中には、このような疑問をお持ちの方もいると思います。

旧天野歯科では、EPIOSなど次亜塩素酸系の機能水を取り入れた診療・メンテナンスが行われていました。

一方、現在のPreBeau Oral Careでは、

  • 歯周組織の評価
  • バイオフィルムの染め出し
  • GBT(Guided Biofilm Therapy)
  • エアフロー
  • 必要な歯石除去
  • 必要に応じたPMTC
  • インプラント・セラミックの確認
  • セルフケアの確認
  • 必要に応じた5ppmオゾン水

を組み合わせたメンテナンスを行っています。

つまり、

以前使用していた「抗菌水」を別の水に置き換えただけではありません。

現在は、まずバイオフィルムを確認して物理的に管理することを基本とし、そのうえで必要に応じて抗菌的なアプローチを組み合わせるという考え方です。

東京・赤坂の予防・メンテナンス

監修:歯科医師 毛利 国安
PreBeau Oral Care 院長


以前の「殺菌水」と現在の5ppmオゾン水は同じものではありません

ここは最初に明確にしておきたい点です。

次亜塩素酸系の機能水とオゾン水は、

どちらも抗菌作用について研究されている水ですが、化学的には別のものです。

次亜塩素酸

次亜塩素酸(Hypochlorous Acid:HOCl)は塩素系の化学種です。

抗菌作用は、

  • 有効塩素濃度
  • pH
  • 接触時間
  • 温度
  • 有機物
  • 保存状態
  • 製造・安定化方法

などによって変化します。

オゾン水

オゾン水は、水中にオゾン(O₃)を溶解させたものです。

オゾンには強い酸化作用がありますが、一方で反応性が高く、時間とともに分解しやすい特徴があります。

そのため、

「次亜塩素酸水もオゾン水も殺菌水だから同じ」

とは考えません。

詳しくはこちらで比較しています。

次亜塩素酸水とオゾン水は何が違う?歯科メンテナンスで使われる抗菌水を比較


EPIOSという名前だけで中身を一律に判断しない

「EPIOSを使っていました」

という情報は参考になります。

ただし、歯科で使用される機能水について考えるときには、

製品名だけではなく、実際に何という化学物質を、どの濃度・pH・条件で使用していたのか

を見ることが重要です。

次亜塩素酸(HOCl)と、

次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)も、

名称は似ていますが同一ではありません。

また、次亜塩素酸系の機能水でも、

  • 生成方法
  • 有効塩素濃度
  • pH
  • 安定化方法
  • 使用方法

は製品・システムによって異なる可能性があります。

そのため本記事では、

旧天野歯科で使用されていた個々の機能水について、現在の研究に使用された特定のHOCl製剤と完全に同じものとして扱うことはしていません。


次亜塩素酸には口腔バイオフィルムへの基礎研究があります

次亜塩素酸そのものについては、歯科領域でも研究があります。

2022年にBMC Oral Healthに掲載された研究では、**5ppmの安定化次亜塩素酸(HOCl)**が、複数の口腔細菌から形成されたバイオフィルムに対して検討されました。

対象には、

  • Streptococcus mutans
  • Streptococcus gordonii
  • Actinomyces odontolyticus
  • Veillonella parvula
  • Parvimonas micra
  • Porphyromonas gingivalis

などが含まれていました。

この研究では、酢酸で安定化された5ppm HOClを5分間作用させることで、複数菌種バイオフィルムの生存性が有意に低下しました。

また、その実験条件ではハイドロキシアパタイト表面の侵食は認められませんでした。

Aherne O, et al.
Effects of stabilized hypochlorous acid on oral biofilm bacteria.
BMC Oral Health. 2022.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36127658

ただし、この結果を、

「5ppmの次亜塩素酸水なら、患者様のお口のバイオフィルムを5分で除去できる」

と解釈することはできません。

この研究で評価されている重要な指標はバイオフィルム内の細菌の生存性であり、歯面に付着した構造を物理的にすべて取り除くこととは別だからです。


「抗菌」と「バイオフィルム除去」は別の処置

これは現在のPreBeau Oral Careのメンテナンスで、特に重視している考え方です。

抗菌水によって、

細菌の生存性を低下させる

ことと、

エアフローなどによって、

歯面に付着しているバイオフィルムを物理的に取り除く

ことは同じではありません。

2026年に口腔Streptococcus属を対象として行われた基礎研究でも、オゾン水を含む消毒剤によって細菌の生存性には変化が認められた一方、短時間の処理だけではバイオフィルムそのものの物理的除去は限定的でした。

そのため現在は、

「何で殺菌するか」だけではなく、「付着しているバイオフィルムをどう管理するか」

を先に考えています。

バイオフィルム除去と抗菌は別物?エアフローとオゾン水の役割を解説


現在のメンテナンスではGBT・エアフローを基本にしています

PreBeau Oral CareではGBT(Guided Biofilm Therapy)の考え方を取り入れています。

必要に応じてバイオフィルムを染め出し、

どこに付着しているのかを確認してから除去する

方法です。

基本的な考え方は、

  1. 口腔内・歯周組織を評価する
  2. バイオフィルムを可視化する
  3. エアフローなどでバイオフィルムを管理する
  4. 必要な歯石を除去する
  5. 処置後を確認する
  6. ホームケアへつなげる

という流れです。

抗菌水だけでメンテナンスを完結させる考え方ではありません。


なぜ現在は「物理的なバイオフィルム管理」を中心にしている?

歯周病に関する現在の臨床ガイドラインでも、歯周治療後のSupportive Periodontal Careにおいて、

Professional Mechanical Plaque Removal(PMPR)

つまり、

専門家による機械的なプラーク・バイオフィルム管理

が重要な構成要素として位置づけられています。

歯周病管理では、

  • 患者様自身のセルフケア
  • 歯間清掃
  • リスク因子の管理
  • 専門的な機械的プラーク除去
  • 継続的な再評価

を組み合わせることが基本です。

抗菌水だけに依存するものではありません。


では、現在なぜ5ppmオゾン水を使用している?

PreBeau Oral Careでは、必要に応じて5ppmオゾン水を使用しています。

オゾン水には口腔関連細菌に対する興味深い基礎研究があります。

2023年に報告された研究では、4〜6ppmのオゾン・ウルトラファインバブル水が、

  • Streptococcus mutans
  • Streptococcus sobrinus
  • Fusobacterium nucleatum
  • Prevotella intermedia
  • Porphyromonas gingivalis

などに対して検討されました。

主として浮遊菌を対象とした実験条件では、30秒以内に99%を超える生菌数減少が報告されています。

Takizawa F, et al.
Ozone ultrafine bubble water exhibits bactericidal activity against pathogenic bacteria in the oral cavity and upper airway and disinfects contaminated healthcare equipment.
PLoS One. 2023.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37043490

PreBeau Oral Careで使用する5ppmは、この研究で検討された4〜6ppmの範囲に入ります。


「5ppmオゾン水で99%殺菌」と患者様には説明していません

研究結果の読み方には注意が必要です。

2023年研究で報告された「99%以上」という数字は、

特定の実験条件下で主として浮遊状態の細菌を評価したin vitro研究

の結果です。

実際の患者様の口腔内には、

  • 唾液
  • タンパク質
  • 歯石
  • 食物残渣
  • 歯周ポケット
  • 成熟した多菌種バイオフィルム
  • 天然歯
  • インプラント
  • 修復物

などが存在します。

そのため、

「5ppmオゾン水を30秒使用すれば、患者様のお口の細菌を99%以上殺菌できる」

という説明は適切ではありません。


2026年のsystematic reviewではオゾン水の臨床エビデンスはまだ限定的

オゾン水については、人を対象とした研究もあります。

2026年に発表されたsystematic review / meta-analysisでは、オゾン水とプラセボまたはクロルヘキシジンを比較したRCTが評価されました。

オゾン水は短期的なプラーク減少について良好な傾向を示したものの、統計学的に明確な差にはならず、

エビデンスの確実性はlow

と評価されています。

つまり、

基礎研究では強い抗菌作用が認められていても、

実際の患者様において従来の方法より優れた長期的臨床効果が確立されているわけではありません。

そのためPreBeau Oral Careでは、オゾン水を「万能な殺菌水」として使用しているわけではありません。


次亜塩素酸系についても臨床エビデンスを慎重に見る必要があります

次亜塩素酸系についても同じ考え方が必要です。

2022年のsystematic reviewでは、次亜塩素酸ナトリウム系の洗口液が、

  • Plaque Index
  • Gingival Index
  • Bleeding Index
  • Probing Pocket Depth

などに与える影響が検討されました。

一部の研究では良好な結果がみられましたが、研究数は少なく、方法にもばらつきがあり、

全体としてエビデンスの質は非常に弱い

と評価されています。

Hussain AM, van der Weijden FGA, Slot DE.
Effect of a sodium hypochlorite mouthwash on plaque and clinical parameters of periodontal disease—a systematic review.
International Journal of Dental Hygiene. 2022.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33971082

なお、このsystematic reviewは次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)系洗口液についての研究です。

旧天野歯科で使用されていた特定のEPIOSシステムと同一の製品・濃度・使用条件を評価した研究として引用しているわけではありません。


「以前は次亜塩素酸、今はオゾンだから進化した」ではありません

ここも重要です。

PreBeau Oral Careでは、

「次亜塩素酸水よりオゾン水のほうが新しいから優れている」

という考え方はしていません。

両者は異なる化学物質であり、研究条件も異なります。

例えば、

5ppm HOClで5分

4〜6ppmオゾン水で30秒

という研究結果があったとしても、その数字だけを比較して、

「オゾン水のほうが何倍も強い」

と結論づけることはできません。

研究対象が、

  • 浮遊菌なのか
  • バイオフィルムなのか
  • 単一菌種なのか
  • 複数菌種なのか

によって結果は大きく変わります。

次亜塩素酸水とオゾン水は何が違う?歯科メンテナンスで使われる抗菌水を比較


一番大きく変わったのは「メンテナンス全体の設計」

以前との一番大きな違いを一言で表すなら、

「抗菌水そのもの」ではなく、メンテナンス全体の設計

です。

現在は、

Step 1|診査

歯肉、歯周ポケット、出血、むし歯、インプラント、修復物などを確認します。

Step 2|バイオフィルムを可視化

必要に応じて染め出しを行います。

Step 3|GBT・エアフロー

付着しているバイオフィルムを物理的に管理します。

Step 4|歯石除去

硬く付着した歯石があれば、適切な器具で除去します。

Step 5|必要に応じて5ppmオゾン水

抗菌作用を期待する補助的方法として使用します。

Step 6|ホームケア

患者様自身がどこを改善すればよいのか確認します。

Step 7|再評価

前回からの変化を確認し、必要なメンテナンス間隔を考えます。

という流れを重視しています。


以前のカルテや資料がなくてもメンテナンスは可能です

旧天野歯科に長期間通っていた方の中には、

「昔のカルテがないと診てもらえないのでは?」

と心配される方もいると思います。

しかし、過去の資料がすべて揃っていなくても、

現在のお口の状態を診査するところからメンテナンスを始めることは可能です。

新しい基準として、

  • 歯周ポケット
  • 出血
  • 歯肉退縮
  • バイオフィルム
  • 歯石
  • むし歯
  • インプラント
  • セラミック・被せ物

などを確認し、今後の変化を追っていきます。

長年通っていた歯科医院が閉院したら?メンテナンス先を選ぶときのポイント


昔からあるインプラント・セラミックも確認します

長期間同じ歯科医院に通っていた方では、

  • インプラント
  • セラミック
  • ジルコニア
  • ブリッジ
  • 被せ物

などが複数入っている場合があります。

人工物そのものがむし歯になるわけではありませんが、

その周囲の天然歯・歯肉・インプラント周囲組織は継続的な管理が必要です。

PreBeau Oral Careでは、他院で治療された補綴物やインプラントについても、現在確認できる範囲で状態を評価します。

セラミック・インプラント治療後の自費クリーニング|長く維持するためのメンテナンス

インプラント周囲炎予防に大切なメンテナンス|エアフロー・バイオフィルム管理・オゾン水


「以前と同じ処置」を希望する場合も、まず現在の状態を確認します

以前のメンテナンスに満足されていた方ほど、

「前と同じことをしてほしい」

と思われるのは自然なことです。

ただし、PreBeau Oral Careでは、

以前の処置を機械的にそのまま再現することを目的とはしていません。

年月が経過すれば、

  • 歯周組織
  • 歯肉
  • むし歯リスク
  • インプラント
  • 補綴物
  • 全身状態
  • セルフケア

も変化している可能性があります。

そのため、

現在のお口に何が必要なのか

をあらためて確認してメンテナンス内容を決めます。


「殺菌水を使ってくれる歯医者」を探すだけでは不十分

以前抗菌水を使用したメンテナンスを受けていた方は、

「殺菌水を使っている歯医者」

を条件に新しい医院を探すことがあるかもしれません。

しかし、本当に確認していただきたいのは、

  • 歯周組織を診査しているか
  • バイオフィルムを確認しているか
  • 物理的にバイオフィルムを除去しているか
  • 必要な歯石を除去しているか
  • インプラントを評価しているか
  • 補綴物の状態を確認しているか
  • セルフケアまで確認しているか
  • 経時的に変化を追っているか
  • 抗菌水の効果を過大に説明していないか

という点です。

抗菌水はメンテナンス全体の一要素です。


以前のメンテナンスを否定するものではありません

本記事は、

「以前使用していた次亜塩素酸系の機能水には意味がなかった」

と説明するものではありません。

次亜塩素酸・次亜塩素酸系の抗菌剤についても、口腔細菌・バイオフィルムへの研究があります。

一方で、科学的根拠は常に更新されます。

また、

抗菌水の種類だけではメンテナンスの質を評価できません。

現在のPreBeau Oral Careでは、これまでの考え方を単純に否定するのではなく、

現在の研究と患者様のお口の状態をもとに、物理的バイオフィルム管理を中心としたメンテナンスへ組み直す

という考え方を採用しています。


PreBeau Oral Careで現在行っている考え方

現在のメンテナンスでは、

GBT・エアフロー

バイオフィルムを可視化し、物理的に管理する

歯石除去

硬く石灰化した沈着物を必要に応じて除去する

5ppmオゾン水

抗菌作用を期待する補助的なアプローチ

ホームケア

患者様自身が毎日バイオフィルムを管理できるようにする

という役割分担をしています。

エアフローと5ppmオゾン水を組み合わせた歯科メンテナンスとは


メンテナンスは「以前と同じ」より「これからどう維持するか」

長年通っていた歯科医院が変わると、

「今までと違う方法になって大丈夫かな」

と不安になるかもしれません。

しかし、メンテナンスで大切なのは、

以前とまったく同じ器具・水・方法を使うことではありません。

重要なのは、

  • 現在の状態を確認する
  • バイオフィルムを管理する
  • 炎症を確認する
  • 必要な歯石を除去する
  • インプラント・補綴物を確認する
  • セルフケアを継続する
  • 定期的に変化を追う

ことです。


まとめ|以前の「殺菌水」から、バイオフィルム中心のメンテナンスへ

旧天野歯科でEPIOS・次亜塩素酸系の機能水を使用したメンテナンスを受けていた方も、引き続き予防メンテナンスを受けることができます。

ただし、

以前の次亜塩素酸系の機能水と、現在PreBeau Oral Careで使用している5ppmオゾン水は別のものです。

また現在は、

「どの抗菌水を使うか」

だけでなく、

バイオフィルムを確認し、物理的に除去し、必要に応じて抗菌的な方法を追加する

というメンテナンス設計を重視しています。

PreBeau Oral Careでは、

GBT・エアフローによるバイオフィルム管理を基本とし、必要に応じて5ppmオゾン水を補助的に使用しています。

以前の資料がすべて揃っていなくても、現在のお口の状態を確認するところから始めることができます。

大切なのは、

以前とまったく同じ処置を再現することではなく、今ある歯・インプラント・補綴物をこれから長く維持していくこと

です。

東京・赤坂の予防・メンテナンス


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参考文献

Aherne O, Ortiz R, Fazli MM, Davies JR.
Effects of stabilized hypochlorous acid on oral biofilm bacteria.
BMC Oral Health. 2022.
PMID: 36127658
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36127658/

Hussain AM, van der Weijden FGA, Slot DE.
Effect of a sodium hypochlorite mouthwash on plaque and clinical parameters of periodontal disease—a systematic review.
International Journal of Dental Hygiene. 2022.
PMID: 33971082
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33971082/

Takizawa F, et al.
Ozone ultrafine bubble water exhibits bactericidal activity against pathogenic bacteria in the oral cavity and upper airway and disinfects contaminated healthcare equipment.
PLoS One. 2023.
PMID: 37043490
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37043490/

Mohandas R, Mohapatra S, Poothakulath Krishnan R.
Ozonated water as a preventive oral hygiene aid: a systematic review and meta-analysis of its role in reducing dental plaque.
Evidence-Based Dentistry. 2026.
PMID: 42542467
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42542467/

Sanz M, Herrera D, Kebschull M, et al.
Treatment of stage I–III periodontitis—The EFP S3 level clinical practice guideline.
Journal of Clinical Periodontology. 2020.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7891343/


医療情報について

本記事は、次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム、オゾン水、デンタルバイオフィルムおよび歯周病メンテナンスに関する査読済み基礎研究、systematic review、meta-analysis、臨床ガイドラインなどを参考に、歯科医師・毛利国安が監修しています。

「次亜塩素酸」「次亜塩素酸ナトリウム」「EPIOSなどの機能水」は、名称・化学組成・濃度・pH・生成方法・使用方法が同一とは限りません。本記事で紹介した特定のHOClまたはNaOCl研究結果を、旧天野歯科で使用されていた特定のシステムの臨床効果として直接解釈することはできません。

また、本記事で紹介したオゾン水の「99%以上」という生菌数減少は特定条件下のin vitro研究による結果であり、実際の患者様の口腔内細菌が同じ割合で減少することを意味しません。

次亜塩素酸系機能水、オゾン水のいずれについても、抗菌作用が認められることと、むし歯や歯周病を臨床的に予防・治療できることは別のエビデンスです。

歯科メンテナンスでは抗菌水だけに依存せず、歯周組織の診査、患者様自身によるプラークコントロール、専門的な機械的バイオフィルム管理、必要な歯石除去、インプラント・補綴物の確認、定期的な再評価などを組み合わせることが重要です。

監修:毛利 国安
歯科医師/PreBeau Oral Care 院長
大阪大学歯学部卒業
ミシガン大学 歯周病学分野 Postdoctoral Fellow
UCLA ACT Surgical Implant Dentistry Resident
ICOI Fellow
元 霞が関デンタルオフィス院長