白濁が深いから削るしかない」と言われた方へ。前歯のホワイトスポットを削らずに治療するアイコンのアプローチ
Last Updated on 14時間 ago by prebeau
前歯の白い斑点(ホワイトスポット)を削らずに治したい。そう思って調べていくうちに、「白濁が深すぎるため、アイコン治療では綺麗になりません。削って詰めましょう」と提案され、戸惑っている方もいらっしゃるかもしれません。
港区赤坂の歯科医院「プレビュー・オーラル・ケア(PreBeau Oral Care)」院長の毛利国安です。 当院にも、こうした深い白濁でお悩みの方が数多くご相談にいらっしゃいます。
たしかに、アイコン(Icon)は塗るだけでどんな白濁も完全に消える魔法の薬ではありません。
ホワイトスポットの正体は、初期虫歯などにより歯の表面(エナメル質)からミネラルが溶け出し、内部に細かな隙間ができてしまった状態です。アイコン治療は、15%の塩酸という薬剤を用いて表面の硬い層を優しく処理し、そこに特殊な樹脂(レジン)を深く浸透させて光の乱反射を抑えることで、白濁を目立たなくする精密な化学的アプローチです。
白濁が深部にまで及んでいる場合、通常の手順で薬液を塗るだけでは途中で浸透が止まってしまい、「せっかく治療したのに白さが残ってしまった」という結果になることがあります。そのため、深い白濁に対してはアイコンの適応外と判断されるケースが多いのも事実です。
しかし、深く進行したホワイトスポットであっても、必ずしも削るしかないわけではありません。
アイコンの低粘性樹脂であるTEGDMA材料の化学的な特性や、酸がエナメル質にどう作用するのか、そしてどこで浸透が止まりやすいのか。私はDMG社およびヨシダ社の公認Iconインストラクター・Key Opinion Leader(KOL)として、多くの歯科医師の先生方にこの治療のメカニズムをお伝えしています。
材料の特性と限界を組織学的なレベルで把握し、歯への負担を最小限に抑えながら丁寧にアプローチすることで、他院では難しいとされたケースでも、ドリルで削ることなく白濁を改善できる可能性が広がります。
もちろん、医療である以上、すべてのケースにおいて完璧な結果をお約束できるわけではありません。事前の丁寧な診断により、「完全に無色透明にするのは難しく、輪郭が少しぼやける程度にとどまる」と判断した場合には、治療の限界やリスクも含めて、客観的な事実をそのままお伝えします。
「もう削るしかないのかな」と諦めてしまう前に、大切な歯を守るための選択肢のひとつとして、一度ご相談いただければと思います。当院にて、現在の状態に合わせた治療の可能性をご提案させていただきます。
■ ホワイトスポット治療の詳細・料金について 詳しい治療の流れや料金については、以下のページをご覧ください。 ▶︎ ホワイトスポット治療の詳細・料金について(PreBeau Oral Care)
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