【院長執筆】毎日歯磨きしているのに虫歯・口臭が治らない理由。鍵は「オーラルマイクロバイオーム」の管理
Last Updated on 6 days ago by prebeau
皆様、こんにちは。PreBeau Oral Care 院長の毛利国安です。
「毎日しっかり歯磨きをしているのに、定期検診に行くと虫歯が見つかる」「フロスもしているのに、口臭や歯茎の腫れが気になる」。こうしたお悩みを持つ患者様は後を絶ちません。実は、ご自宅でのセルフケアだけでは、お口のトラブルを完全に防ぐことは非常に困難です。
その理由は、お口の中の「オーラルマイクロバイオーム(口腔内細菌叢)」にあります。
歯磨きだけでは落ちない「バイオフィルム」の脅威
お口の中には数百種類もの細菌が存在しています。これらの細菌は、時間とともに「バイオフィルム」と呼ばれるネバネバとした強固なバリア(膜)を形成します。キッチンの排水溝のヌメリを想像していただくと分かりやすいかもしれません。 このバイオフィルムは非常に頑丈で、市販のうがい薬や日常の歯ブラシの毛先だけでは完全に破壊することができません。放置すると、その中で悪玉菌が増殖し、強烈な口臭のガス(揮発性硫黄化合物)を発生させたり、酸を出して歯を溶かしたり(虫歯)、歯茎に炎症(歯周病)を引き起こします。
自費メンテナンスによる「細菌叢のコントロール」
当院が提供する自費のメンテナンスは、単に「食べカスを取る」「歯を綺麗に見せる」ことだけが目的ではありません。専門的な機器(EMSエアフロー等)を用いて、歯磨きでは落とせない歯肉縁下(歯周ポケットの中)のバイオフィルムを徹底的に破壊し、オーラルマイクロバイオームのバランスを「善玉菌が優位な健康な状態」へリセットすることが最大の目的です。
米国ミシガン大学での歯周病研究の知見からも、定期的なプロフェッショナルケアによる細菌のコントロールが、生涯ご自身の歯を残すための最も確実な投資であると言えます。
「何度治療しても虫歯を繰り返す」「お口のネバつきや口臭を根本から解決したい」という方は、ぜひ一度、マイクロバイオーム管理を目的としたメンテナンスをご相談ください。
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【参考文献】