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【小児矯正】1期矯正「プレオルソ」とは?対象やタイプ別の違い・効果を徹底解説

Last Updated on 1 week ago by prebeau

はじめに

PreBeau Oral Care院長の毛利国安です。 お子様のお口がいつも開いている「お口ポカン」や、いびき、歯並びの乱れなどで悩まれている保護者の方々へ。当院では、非侵襲的(歯を削らない・抜かない)かつ根本的な原因改善を目指す歯科治療を重視しております。

本記事では、当院にて4歳から7歳のお子様を対象に提供している小児矯正(1期矯正)「プレオルソ(こども歯ならび矯正法)」について、医学的なエビデンスに基づき、治療の手順や装置の種類、使用上の注意点を専門医の視点から分かりやすく解説いたします。

1期矯正における「プレオルソ」とは?

プレオルソは、あごの骨が柔らかい4歳〜7歳のお子様を主な対象とした、シリコンに似た柔らかい素材の「マウスピース型矯正装置」です。

従来の小児矯正のように、歯に直接持続的な強い力をかけて動かすのではなく、お口周りの筋肉(頬や唇)や舌の正しい位置を学習させ、顎の正常な発育を促す「口腔筋機能療法(MFT)」のメカニズムを取り入れています。これにより、歯並びの悪化につながる根本的な原因(口呼吸や舌の癖)へダイレクトにアプローチすることが最大の特徴です。

プレオルソの対象となる症状と注意点

対象となる主な症状

プレオルソは、以下のようなお悩みを持つお子様に適応されます。

  • 日常的に口で呼吸をしている(口呼吸)
  • 飲み込むときに舌を前歯に押し付ける癖がある(舌突出癖)
  • 出っ歯、受け口、噛み合わせが深い、歯のガタツキ(叢生)が見られる

治療を進める上での注意点

プレオルソは「日中の起きている時間(1時間程度)」と「就寝時」の装着が必須となります。 装置はご自身で自由に着脱可能であるため、食事や歯磨きがしやすいというメリットがあります。しかし、装着時間をしっかり守らなければ十分な治療効果は得られません。最初は装置への違和感から外してしまうことも多いため、ご家族の皆様による日々のサポートとモチベーション管理が不可欠となります。

プレオルソの3つのタイプ(Type 1・2・3)とその違い

お子様の歯並びや噛み合わせの症状に合わせ、プレオルソには大きく分けて3つの専用タイプが存在します。

  • タイプ1(Type-I):出っ歯・過蓋咬合・叢生 上の前歯が前方に突き出ている状態(上顎前突)や、噛み合わせが深く下の前歯が見えない状態(過蓋咬合)、あるいは顎のスペース不足により歯がガタガタに生えている状態(叢生)の改善を目的とします。
  • タイプ2(Type-II):開咬 奥歯を噛み合わせても、上下の前歯の間に隙間ができてしまう「開咬(かいこう)」の治療に使用されます。主に舌を前方に突き出す悪習癖を防ぎ、正しい嚥下(飲み込み)機能を学習させます。
  • タイプ3(Type-III):受け口(反対咬合)※最新バージョン2 下の前歯が上の前歯よりも前に出ている受け口の改善に用います。現在、タイプ3はアップデートされた「バージョン2」となっており、従来型と比較して口腔内への適合性が大幅に向上しています。小さなお子様でもより快適に装着できるよう柔らかく改良されており、上唇の筋力強化と下顎への適切なアプローチがより自然に行える設計となっています。

公式プロトコルに基づくプレオルソ治療の手順

PreBeau Oral Careでは、公式の治療手順とガイドラインに則り、以下のステップで安全に治療を進めます。

  1. 初診・カウンセリング 現在のお口の状態、呼吸の仕方、姿勢や舌の癖などを確認し、プレオルソの適応となるかを丁寧に診断・ご説明いたします。
  2. 精密検査と診断 口腔内写真の撮影などを行い、骨格や歯並びの状況を詳細に分析します。レントゲン撮影は必要に応じて実施いたします。プレオルソは従来の矯正のように苦しい歯型取りが不要である点が、お子様にとって大きなメリットです。
  3. 装置のお渡しと使用・トレーニング指導 完成した装置をお渡しし、正しい装着方法とお手入れの仕方をご説明します。あわせて、お口周りの筋肉を鍛える「あいうべ体操」などの口腔機能トレーニング(MFT)の指導を行います。
  4. 定期検診・経過観察 最初は1ヶ月後、その後は症状に合わせて定期的にご来院いただきます。装置の適合状態、お口周りの筋肉の改善度、歯並びの推移をチェックし、必要に応じて微調整を行います。

💡 さらに詳しい内容や料金プランについてはこちら小児プレオルソの詳細・料金をご参照ください。

よくあるご質問(FAQ)

Q. プレオルソをつけている間、痛みはありますか? A. 歯を無理に動かすワイヤー矯正と比較して、痛みが少ないのが特徴です。装着し始めは、お口周りの筋肉が慣れていないため軽い圧迫感や違和感を覚えることがありますが、数日から数週間で自然に慣れていくことがほとんどです。

Q. 寝ている間に装置が外れてしまいます。
A. 治療初期はお口周りの筋力が弱く、口が開いて装置が外れやすい傾向にあります。就寝時に市販の肌に優しい医療用テープ(サージカルテープ)を唇に縦に貼ることで外れにくくなり、同時に鼻呼吸を促すトレーニングにもなります。

Q. 大人でもプレオルソによる治療は可能ですか?
A. はい、可能です。本記事で解説したものは小児用の1期矯正ですが、成人の方に向けた治療も行っております。大人の場合は、いびき、歯ぎしり、くいしばりの治療として使用できる、ひとりひとりにあわせたカスタマイズのクリアなプレオルソをご用意しております。詳しくは 成人用プレオルソについて のページをご覧ください。

Q. 医院の最新情報や診療スケジュールはどこで確認できますか?
A. PreBeau Oral Careでは、Google検索やGoogleマップ上に掲載している 当院の公式情報(Googleマップ・検索情報) にて、地域の皆様に向けた最新の医療情報を網羅して発信しております。日々の診療時間や最新のお知らせについては、そちらをご参照ください。

まとめ

お子様の健やかな成長と美しい歯並びのためには、正しい「鼻呼吸」と正しい「お口の機能」の獲得が欠かせません。プレオルソは、単に歯を並べるだけでなく、一生の健康を支える呼吸と嚥下の基礎を育む優れた治療法です。 小児矯正をご検討の際は、専門的な知識と診断技術を持つ歯科医院にて、まずはご相談されることをお勧めいたします。

参考文献・引用元

本記事は、プレオルソの開発および公式提供元、ならびに医学的知見に基づく客観的な情報をもとに執筆しております。