【小児矯正】受け口(反対咬合)治療の要「プレオルソ・タイプIII」と最新版の進化
Last Updated on 6 days ago by prebeau
執筆:歯科医師 毛利国安(PreBeau Oral Care 院長プロフィール)
顎の骨格的な成長バランスを直接的に阻害してしまうため、できるだけ早期のアプローチが求められるのが「受け口(反対咬合)」です。この受け口治療の要となるのが、プレオルソの「タイプIII」です。
【対象となる歯並び・症状】
- 反対咬合(受け口): 下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態
- 下顎前突傾向: 下顎が前方へ成長しすぎている骨格的な傾向
【装置の仕組み】
タイプIIIは、上顎の前歯を前方へ押し出しつつ、下顎が前方へ突出するのを抑え込むように作用します。舌の位置を高く保つことで上顎骨の健全な成長を内側から促し、下の歯がストッパーとなって上顎の成長を邪魔してしまう前に、正常な噛み合わせ(被蓋)へと逆転させます。
【タイプIIIの特徴と新バージョンの進化】
反対咬合治療において重要な役割を持つタイプIIIですが、より確実な治療効果を生み出すため、販売元の株式会社フォレスト・ワンより大幅な形状変更が行われた新バージョンがリリースされました。公式の仕様変更アナウンスでは、以下のような改良点が明記されています。
- 切端部に下方かつ鋭角な角度を付与したことで、開咬傾向を抑制し、Overjet/Overbiteを獲得しやすくなりました。
- 上顎前歯のビードを約1mm突出、フランジを70度から80度へ変更し、上顎前歯の唇側移動をより強力にしました。
- サイドバンパーをType-Iに変更し、上顎の側方拡大を行いやすくしました。 出典:【重要】プレオルソ新型タイプIIIの変更点のご案内(株式会社フォレスト・ワン)
この改良により、治療中に前歯が噛み合わなくなる現象を抑え、上顎前歯を前へ押し出す作用と横方向への拡大がダイレクトかつスムーズに行える設計に進化しました。
最新装置を用いた治療の全体像や詳細については、プレオルソを用いた予防型矯正治療についてをご覧ください。
引用・参考文献リスト
- 出典:株式会社フォレスト・ワン.「【重要】プレオルソ新型タイプIIIの変更点のご案内」
- 出典:大塚矯正歯科クリニック.「治療について – プレオルソマウスピース ラインナップ」
- 関連ページ:PreBeau Oral Care.「小児予防矯正装置 プレオルソのご案内」